4DFF2024は終了しました.発表・参加ありがとうございました.
各賞の受賞者を発表します
最終プログラム公開  予稿集公開
暫定プログラムを公開します
参加者(聴講者)募集を開始しました
2件目の招待講演が決まりました
発表件数が多いため会期を延長し,10月23日(水)午後~10月25日(金)とします
発表募集は終了しました
21機関から50件の発表申込がありました
1件目の招待講演が決まりました
基調講演が決定しました
立命館大学准教授 王 忠奎「3D/4D プリンティングを活用したソフトロボティクス」
4DFF2024の発表募集を開始しました(口頭発表 / ショーケース)
発表募集サイト
4DFF2024は10月24日,25日に三菱ケミカル株式会社 Science & Innovation Center(神奈川県 横浜市 青葉区 鴨志田町1000)で開催します!

About Conference on 4D and Functional Fabrication 2024

4DFF2024大会実行委員長:藤井雅彦 (慶應義塾大学SFC研究所)
4DFF2024大会副実行委員長:中野雄太 (三菱ケミカル株式会社)


「これまでの3D造形・再現技術を超えていく新しい価値創造を目指した研究・開発」の成果を発表するコンファレンス4DFF2024を下記概要で開催いたします.

本年度は会場(三菱ケミカル株式会社 Science & Innovation Center)での開催となります.オンライン(Zoom)による参加も選択できます.
大会前・大会中に研究施設,開発拠点等の見学会も計画しています.発表者・参加者による懇親会も開催予定です.

みなさまの発表,参加をお待ちしています.

開催日時 2024年10月23日(水)午後から10月25日(金) 会期を変更しました
開催場所 三菱ケミカル株式会社 Science & Innovation Center (横浜市青葉区鴨志田町1000)
東急田園都市線 青葉台駅よりバスで6分
オンライン(Zoom)による発表・参加も可
基調講演
招待講演
基調講演:王 忠奎 (立命館大学)「3D/4D プリンティングを活用したソフトロボティクス」
招待講演1:髙田 勝之 (富士フイルム)「構造色インクジェット技術を用いた新しい加飾表現」
招待講演2:斉藤 一哉 (九州大学)「生物模倣スマートマテリアルの開発」
発表分野 「これまでの 3D 造形・再現技術を超えていく新しい価値創造を目指した研究・開発」に関する分野
・マテリアルデザイン(材料,物性制御等) ・ハードウェア(3Dプリンタ等)・ソフトウェア(モデリング,シミュレーション,DfAM等)
・制度,法律・ビジネスモデル(サステナビリティ他) ・流通,SDGs ・オプティマイゼーション・表現・文化(アート,エンターテイメント等)
・生活(教育,衣食住,健康,インフラ等) ・QOL ・たのしさ,うれしさ,おもしろさ
発表形式 4DFF2024では,[⼀般発表] [ショーケース]の2つの形式で発表を募集します.
各形式の優秀発表はコ ンファレンス最終日に表彰いたします.
  • 一般発表 4DFFに関する研究成果の口頭発表(Q&A込みで20分)
       申込方法 :発表内容を要約した500字以内のAbstractを提出.(発表までに4ページ以内の予稿を提出)
       申込締切 :2024年7月19日(金)17:00
  • ショーケース 4DFFに関する研究成果の要約発表(3分)と会場での展示・説明
       申込方法:研究成果を要約した500字以内のAbstractを提出.(発表までに4ページ以内の予稿を提出)
       申込締切:2024年7月19日(金)17:00
4DFF2024 発表申し込み詳細はこちら(申込期限:7月19日(金) 17:00)  受付終了
参加申し込み
    参加(聴講)申し込みを開始しました.
    発表者の方も参加申し込みが必要です.
参加案内はこちらから(申込締切:10月16日(水)) 受付終了
主催 4DFF研究会(一般社団法人 日本画像学会)
後援 やわらか3D共創コンソーシアム
慶應義塾大学SFC研究所 デジタル駆動超資源循環参加型社会共創コンソーシアム
施設見学会 Aコース(10月22日(火)午後:株式会社3D Printing Corporation
Bコース(10月23日(水)午前:三菱ケミカル株式会社 Science & Innovation Center
プログラム 予稿・最終プログラムは10月頃公開予定です
交流会
(懇親会)
10月24日(木)夕方に会場横カフェで,参加者の交流を図るイベントを開催します
実行委員 常盤拓司(北海道大学),青木まゆみ(慶應義塾大学),山岡潤一(慶應義塾大学),湯浅亮平(慶應義塾大学)
高橋茂樹(山形大学),貝沼 友紀(山形大学),臼井 昭子(山形大学),筧康明(東京大学),
大柏宣栄(武藤工業),木脇幸洋(ブリヂストン),市原政喜(市原国際特許事務所)
竹之内崇(三菱ケミカル),竹内達夫(日本画像学会)
お問い合わせ info@sig4dff.org

Keynote Speech : 「3D/4D プリンティングを活用したソフトロボティクス」

WANG ZHONGKUI Photo

王 忠奎 WANG ZHONGKUI

立命館大学 理工学部 ロボティクス学科 准教授

Profile:
2011年 立命館大学大学院理工学研究科博士後期課程修了.博士(工学).立命館大学理工学部ロボティクス学科助手(2011~2012),総合科学技術研究機構専門研究員(2012~2014),スイス連邦工科大学(ETH Zurich,2012~2013)客員研究員,立命館大学ロボティクス学科助教(2014~2019)を経て,2019年同大学総合科学技術研究機構准教授,2022年立命館大学理工学部ロボティクス学科准教授,現在に至る.
ソフトロボティクスと生体医工学に関する研究に従事.国際会議M2VIP2017,IEEE RCAR 2018,UR2020の Best Paper Award,計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2022)優秀講演賞を受賞.日本ロボット学会,日本機械学会,日本生体医工学会,看護理工学会の会員,IEEE の上級会員(Senior Member).

Summary:
ソフトロボティクス分野の発展に伴い,柔らかくスマートな材料がますます開発され,さまざまなソフトロボットの開発に使用されている.同時に,3Dプリンティングは急速に発展し,柔らかく複雑な構造やメカニズムを素早くプロトタイピングができるため,ソフトロボティクス分野では幅広く活用されている.
一方,4Dプリンティングは,ソフトロボティクス分野にとってまた新しい概念であり,柔らかい材料が造形後に自発的に変形したり物理特性が変わったりする現象は非常に興味深く,新しいアプリケーションが生まれてくると考えられる.
本講演では,柔らかい材料の3Dプリンティングを活用したソフトロボティクスの開発事例を紹介した後に,4Dプリンティングに関する最近の試みを紹介する.主に4Dプリンティングのシミュレーション,逆問題,ソフトロボットへの応用について話を進めていく.
最後に,国際会議でのワークショップ開催について,SII 2024とIROS 2024での活動内容を紹介し,今後の4Dプリンティングに関する研究動向などを参加者の皆様と情報共有したいと思う.

Invited Speech 1:「構造色インクジェット技術を用いた新しい加飾表現」
          ~立体視制御及びバイオミメティクス領域への展開~

Katsuyuki Takada

高田 勝之 Katsuyuki Takada

富士フイルム アドバンストファンクショナルマテリアルズ開発センター センター長

Profile:
1994年東京理科大学大学院理学研究科応用化学専攻修士課程を修了.
1994年富士フイルム株式会社に入社.写真カラーペーパーの商品開発を経て,2004年よりディスプレイ材料開発を担当. カラーフィルター設計技術,ディスプレイ用表面フィルム,インクジェット用インクの材料開発に従事.
2024年7月から,高機能材料開発を取りまとめているアドバンストファンクショナルマテリアルズ開発センターに所属.

Summary:
我々は,インクジェットを使って構造色を印刷する技術を開発しました.構造色は光の波長と同じくらいの微細な構造によって発生する色で,光が干渉や分光して発色する現象です.
染料や顔料を使わず,印刷後に特定の波長の光を反射する構造を作って色を制御し,角度や背景色によって発色が変わる特徴があります.
また,インクジェット技術と組み合わせることで,光を反射する面の形状や傾斜角度を局所的に制御できることがわかりました.
この技術を応用することで,加飾技術として立体効果を与えることができます.さらに,この技術は自然界の構造色をリアルに再現するだけでなく,生物や鉱物由来の構造色を組み合わせて自由に表現することができる,まったく新しい構造色バイオミメティクス技術と言えます.
本公演では,立体視効果を組み合わせた加飾サンプルをお見せします.また,バイオミメティクス領域への展開の可能性を検討した成果をご報告します.

Invited Speech 2:「生物模倣スマートマテリアルの開発」

Katsuyuki Takada

斉藤 一哉 Kazuya Saito

九州大学 大学院芸術工学研究院 准教授

Profile:
2007年 京都大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻修士過程修了.
2009年 東京工業大学大学院理工学研究科機械物理工学専攻博士後期課程修了
2012年 東京大学生産技術研究所機械・生体系部門 助教
2017年 東京大学大学院情報理工学系研究科 特任講師(ERATO川原万有情報網プロジェクト)
2019年 九州大学大学院芸術工学研究院 講師.2022年12月から現職.
折紙の数理や生物模倣に基づく先進構造材料の開発に取り組む.

Summary:
生物の骨格や巣に見られる複雑な3次元構造は「かたち」そのものが様々な「機能」を持っており,この仕組みの解明が3次元の生物模倣工学における技術革新の鍵となります.
デジタルファブリケーション技術の発展により,構造の中に「うごき」や「機能」を設計する技術に道が開けました.
一方,これらの自然のシステムを工業的に量産する技術体系を構築するためには,デジタルファブリケーション技術だけでなく,自然のマテリアルを賢く活用してきた陶芸や木工,折紙,切紙などの伝統技術の活用が鍵となります.
本講演では折紙の幾何学によって昆虫の翅の折りたたみパターンを解析し,人工の展開構造物に応用する研究を通して,生物模倣工学に必要な観察、モデル化,模倣の3つのフェーズにおける取組を紹介します. またハニカム構造を初めとするセル構造体によって,森林や蟻塚に見られる自然の環境緩和機構を再現する研究に関して紹介します.

津守 不二夫氏をキーノートスピーチにお招きして昨年開催した
「Conference on 4D and Functional Fabrication 2023(4DFF2023)」公式ウェブサイトはこちら(Hybrid).
多田隈 理一郎氏をキーノートスピーチにお招きして開催した
「Conference on 4D and Functional Fabrication 2022(4DFF2022)」公式ウェブサイトはこちら(Hybrid).
竹中 司氏をキーノートスピーチにお招きして開催した
「Conference on 4D and Functional Fabrication 2021(4DFF2021)」公式ウェブサイトはこちら(オンライン).
山中 俊治氏をキーノートスピーチにお招きして開催した
「Conference on 4D and Functional Fabrication 2020(4DFF2020)」公式ウェブサイトはこちら(オンライン).
宮前 義之氏をキーノートスピーチにお招きして開催した
「Conference on 4D and Functional Fabrication 2019(4DFF2019)」公式ウェブサイトはこちら(会場).
落合 陽一氏をキーノートスピーチにお招きして開催した
「Conference on 4D and Functional Printing 2018(4DFP2018)」公式ウェブサイトはこちら(会場).