The Journal of 4D and Functional Fabrication
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論文
3D プリントプロダクト価値創出設計のためのAshby Map に基づくArchitected Material データベースの構築    PDFをダウンロード (10.247KB)
岡崎 太祐,淺野 義弘,櫻井 智子,佐倉 玲,島田 旭緒,仲谷 正史,田中 浩也
キーワード:アーキテクティッドマテリアル,ラティス構造,データベース,アシュビーマップ,設計支援
The Journal of 4D and Functional Fabrication, No.2 pp. 13-22 (2021) 
発行日 2021年10月16日
公開日 2021年10月16日
受理日 2021年2月28日
DOI https://doi.org/10.34498/4dff.2.13


要約
近年,既存製法に基づくプロダクトを,3D プリント一体製造に移行するニーズが高まっている.一方3D プリンタ特有の価値として,単に立体形状を造形するだけでなく,特徴的な幾何構造を挿入することで機能特性を操作できることが注目され,Architected Material(以下A-Mat と記す)と呼ばれ研究が盛んになっている.A-Mat を活用すれば,異なる複数種類の材料を用いて構成されていた既存のプロダクトを,1 種類の材料のみであっても複数のA-Mat を配した状態に置き換え,機能を落とさないまま移行できる可能性がある.
しかし,既存の材料とA-Mat を機能的に対応づけた物性比較データベースが存在しなかったために,こうした設計手法は十分に支援されてこなかった.そこで本研究では,Ashby 法と呼ばれる材料特性比較手法を用い,既存材料とA-Mat を対応付けるデータベースを構築し,3D プリントプロダクトの設計支援を行う.一例として犬用義足の設計に本データベースを活用し,初期的な有用性を確認した..
Abstract
Architected Material(A-Mat)fabricated with 3D printer is one of highlighted technologies which control unique functional properties by different geometries. By using A-Mat, we can replace/redesign some of multimaterial products to mono(single)material products filled with different types of A-Mat. However, there is no database which enables us to compare existing materials as A-Mat. Therefore, we propose new database based on Ashby map to support A-Mat-based-design for valuable 3D printed product. We also introduce our trial to apply the database to design 3D-printed prosthesis for dogs.

@日本画像学会 
The Journal of 4D and Functional Fabrication 
発行日  2021年10月16日 
発行人  田中 浩也 
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